糖尿病の初期症状&症状

糖尿病の初期症状

糖尿病初期で軽度の時や境界型糖尿病のうちは症状(自覚できる糖尿病の兆候)はほとんどありません。

・健康診断などで血糖値が高いと指摘された
・かぜで受診したクリニックで尿糖がでているといわれた
・HbA1cが高いといわれた

など何の症状もないのに検査値の異常ではじめて指摘される人が多い病気です。

血糖値が一時的に200mg/dlくらいでは痛くもかゆくもありません。これが糖尿病の恐ろしいところです。そのため、

「病気だといわれてもどこも悪いところがないから自分は治療をする必要がない気がする」
「検査結果は何かの間違いではないか」
「糖尿病かもしれないが自分にかぎってはそんなに悪化しないと思う」
「何も症状がないのになぜ治療しなければいけないのかわからない」

などと考えてしまわれる人が多く、とりあえずしばらく様子を見てみようと自己判断され、数年後には糖尿病、糖尿病の合併症が悪化してしまったといった人にこれまで数多くお会いしました。

症状がなくても糖尿病による血管障害は気付かない間に進行します。

少しでも軽いうちに治療を始めてください。

健診でHbA1c値(NGSP)が5.6%以上の方は食事療法と半年に一度以上の検査をお勧めします。

糖尿病の症状

ある程度進んで血糖値が高くなってくると以下のような症状がでます。(この時期はすでにかなり糖尿病がすすんでしまった状態です。)
・のどが渇く(口渇)・・・ 血糖値が高いために水をのんで血液を薄めようと脳が生理的に反応するためです。
・水をたくさん飲む(多飲)・・・ 水ではなくペットボトルのジュース(糖質入り)をたくさんのんでさらに血糖値が上がってしまい倒れてしまう人もいます(ペットボトル症候群)。のどが渇いた時は水かお茶、またはカロリーゼロの飲料にしましょう。
・トイレに行く回数が増える(頻尿)・・・ たくさん飲んだ結果たくさん尿がでるという生理的な反応です。

さらに悪化し血糖値が悪化(食事前でも200mg/dl以上、食後300mg/dl以上程度)となると、
・体重が減る、痩せる(体重減少)・・・ 体内のインスリンがうまく働けず、たくさん食べても栄養をとりこめない状態で痩せていきます。 ひどい場合は1カ月に5-10kgも体重減少します。

さらに悪化すると
・吐く(嘔吐)、強い体のだるさ(全身倦怠感)など (糖尿病性ケトアシドーシス:DKA)・・・ 血液が酸性に傾き、血液や尿にケトン体が認められ緊急の状態です。すぐに適切な治療(大量の生理食塩水の点滴、一時的なインスリン注射など)を始めないと最悪の場合死亡します。